
KTブラケットには、私たちの安全性への強い思いが凝縮されている。
タープを安全に快適に使ってもらうため、こだわり抜いたパーツ。それが、フレームとフレームをつなぐカンタンタープの要、KTブラケットです。
開発当時、この重要なパーツの特許は米国「KD Kanopy社」が有していました。この特許構造は、タープを軽量化しても強度や安全性を低減させないために欠かせない技術でしたが、特許使用料はコストに跳ね返るという問題がありました。
「誰にでも、気軽に使えるタープ」を目指していた私たちが、特許と性能の間で葛藤している一方で、他のメーカーは特許を避けるため、強度を無視した製品を開発し販売を行っていました。それは常にお客様の立場で考えて来た私たちにとっては考えられない選択でした。そこで私たちが選んだ方法は、米国の特許も侵害せず、強度や安全性も妥協しない、独自の技術開発。「優れたブラケットを、自分たちで作ろう。」という新たな選択でした。
さまざまな負荷がかかるフレームの要となる箇所に、
たわみや歪みに強いKTブラケットを採用して安全性と耐久性を確保。
他社製品(写真右)の多くがフレームを単にネジ止めしているのに対し、
KTブラケット(写真左)はフレームを挟み込むように接続部をしっかりホールド。
そして、さまざまな検証と実験を繰り返し開発したのが、「KTブラケット構造」なのです。この構造の特許を取得し、さらに材質を吟味することで、コストを抑えながら、高い強度と安全性を確保したタープを実現できました。その後「KTブラケット構造」は米国でも評価され、「KD Kanopy社」の特許においても共同権利を持つビジネスパートナーとなり、現在は優れた技術開発を認め合い各々の市場で協力しています。あの時、妥協しなかったことがカンタンタープの要の開発へとつながったのです。
